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【秘密の街-ヴェルミュール-】
世界の何処かにあると言われる隠された街
森に囲まれた小さく美しい街、その街は領主である天使による特殊な結界で囲まれ、外部からほぼ完全に隔離されている。
街から出入りする方法は限られており、領主と極一部しかその方法を知る者はいないとされる。
領主が貿易、外交などの外部とのやりとりを全て管理している為、殆どの街の住人は外の世界を知らない。
伝統工芸品である硝子の工芸品は、美しいと評判のヴェルミュールの名産品である。
街を囲む森は迷いの森とされ、滅多に人が近づく事はない。
考案者:お。
【空中都市ドーヌム・マグナ】
"偉大な贈り物"と名付けられた空中都市。地上1300m程の位置に静止する形で存在する、どこの国にも属していない独立都市である。都市の周りは霧で囲まれており、正規の出入口である門以外からの侵入はほぼ不可能。また、一年ごとに都市は座標を変え、毎年必ず異なる土地の上空に出現する。
この座標はドーヌム・マグナの奥にある塔内部の、巨大な三つの羅針盤により決められている。
都市に住む者の多くは、ハーフエルフや混血種などの世界の各地で迫害された者、巨大な魔法の力に怯える人間達である。様々な技術が発展している為、魔法を必要としない生活をする者も多い。
また、都市に定住する為には
▽地上における如何なる組織、団体等にも所属していない
▽定住する住処をドーヌム・マグナの外に持っていない
▽犯罪歴がない
以上の三つを証明する必要があり、公的な書類などがない場合は特別面接官と呼ばれる者により記憶からの審査が行われる。
定住を希望しない場合滞在できるのは最大で二ヶ月間となる。
上記のような体制から、都市に住む住民や地上からの一般認識は"弱い立場の者達が多く集まる庇護的な都市"だが、その正体は"世界中に存在するありとあらゆる生物の種を採集・保存し後世に残す為の方舟"である。
都市の地下には巨大な施設が広がっており、そこには何千何万もの種が保存されている。
元はとある賢者の一族によって作られた方舟であったが、いつしか種の存続が危ぶまれる弱い立場の者達を受け入れるようになる。長い年月の中で小さなキャンプは村となり、村が町に、町は都市となり、ドーヌム・マグナの"方舟"という当初の役割を知るのは賢者達の子孫など、一部の者のみとなっている。
方舟は遠い年月を経た今も毎年場所を変え、賢者の子孫達は一年をかけて周辺土地の種を採集し保存する旅を続けている。
考案者:殿
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